ちょっと、凱旋門賞の日本馬2頭に触れてみる。
結論としては、
オルフェーヴルは昨年に続いて勝ち負け。
キズナは厳しいと思う。
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・オルフェーヴル
いわずと知れたステイゴールド×メジロマックイーン。
ノーザンテーストクロス。
全兄のドリームジャーニーと宝塚記念、有馬記念制覇。
瞬発力もあるけど、JCでジェンティルドンナに
競り負けるなど(状態面もあるけど)、決してスローの
瞬発力勝負がベストではないと思う。
日本で一番強い競馬をしたのが、
12年宝塚記念だと思っており、
ディクタスが強調されているのだと
個人的には思っている。
母系はそこまで重いわけではなく、
完全欧州系のステイヤーには適正負けするが、
能力の高さでカバーできる。
今年も勝ち負け。
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・キズナ
ディープインパクト×Storm Catという国内の
トレンド配合。
他にもアユサンやヒラボクディープなど。
ディープインパクトの切れ味に
Storm Catの一瞬のパワーを加え、
坂に力強く対応する、東京や阪神で
強い配合と思っている。
(Northern Dancerのクロスも含め)
反面、欧州系の重さは少なく、
母系が馬場をこなせるかのポイント。
一応、母母母父系にDonatello、
父母母父にもBustedがあり、
実は欧州系のステイヤー、
Blandfordのクロスを遠くにもっている。
(Busted自身もBlandfordクロス持ち)
ただ、キズナ自身の成績を見ると、
東京、京都での良績が目立ち、
阪神芝2,000m(内回り)のラジオNIKKEI杯で3着。
判断ミスがあったといえ、弥生賞で5着など、
スタミナを問われるLongchamp向きではない。
ニエル賞こそ、小頭数、スローで瞬発力が
活きる流れになったため、なんとか勝ちきったが、
多頭数で後方からの脚質では、かなり外を
回す必要があり、よりスタミナを問われる。
勝ち負けするのは苦しいだろう。
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外国馬の動向は全くわからないが、
NOVELLISTの回避でチャンスが増えたのも事実。
上ではぐだぐだ書いたが、2頭ともベストの走りを。
そして何より、無事に戻ってきてほしい。
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