やはり、2強から目を背けていられません。
2強、ゴールドシップとハープスターを血統面、適性面から考察します。
・ゴールドシップ
ステイゴールド×メジロマックイーン×プルラリズム(Northern Dancer系)×トライバルチーフ(Princely Gift系)
さらに母系を遡ると、在来牝系なのですね。
そんなイメージないです。
・・・ってくらい、開催後半の重い芝巧者。
G1勝ちはほぼ最終週のG1です(菊花賞除く)
まくりたいので、2,000mは若干短い気もしますが、
小回りで小頭数はいいですね。
なんといっても、ステイゴールド×メジロマックイーンなのですが、
もうひとつ、ステイゴールド牡馬の活躍馬には特徴があります。
それは全て5代内にNorthern Dancerのクロスが入っていること。
オルフェーブル、ドリームジャーニーの兄弟はノーザンテーストクロス。
フェノーメノ、ナカヤマナイト、ナカヤマフェスタ、マイネルメダリストなども(タイプはいろいろですが)
横道にそれますが、Northern Dancerはいわずと知れた大種牡馬です。
カナダの寒冷地という厳しい環境で育ち、精神力が強いということが言われていますね。
なので、ついついタフな馬場、レースを想定したときは目がいってしまいます。
まあ、サンデーサイレンス並に血統表では目にする馬なのですが・・・・・
・ハープスター
ディープインパクト×ファルブラヴ×トニービン×Northern Dancer。
ファルブラヴねぇ・・・って感じですが、函館には強い血統。
ということで洋芝にはプラスか。
祖母はベガ。
母系は欧州系のパワータイプですね。
ここにディープインパクトがついてどうなったか。
全兄のファルスターはイマイチのまま、
早逝してしまいましたが、妹は強烈な末脚で見事G1馬となりました。
ただ、言われているのは、かなり硬い、ということで、
先々は距離不安が言われています。
まあ、札幌は小回りですし、馬場も良さそうなので、
今回は距離は大丈夫でしょう。
問題は脚質ですね。恐らくまくれないので、
古馬相手に差しきるのは相当難しいのでは、と見ます。
そして、ハープスターもNorthern Dancerクロスを持っています(しかも2本)。
まあ、もっとも良く見るクロスなので、珍しい話でもありませんが、ね。
とはいえ、クロスが入れば、影響は色濃く出ているはずで、
全く違う適性を持つ馬を出しているということで、
Northern Dancerの偉大さを感じる本日でありました。
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