出世レース。
シンザン記念2020の展望です。
勝ち馬にいずれも三冠牝馬の
アーモンドアイやジェンティルドンナ。
2着馬にオルフェーヴル、ダイワスカーレットなど、
いわゆる出世レースです。
好走馬が必ずしもその後活躍する、
というわけではありませんが、
後のG1にも繋がりやすいレースということで、
今週はどちらかというと比重を置きたい重賞です。
1.注目馬
人気馬サイド
お手並み拝見。
半信半疑です。
- オーマイダーリン
ディープインパクト産駒でも持続力勝負が
良さそうなタイプに見えます。
未勝利戦だけでは判断難しいところですが。
最近、武豊騎手が最後方からの勝負騎乗が多く、
ペースが流れそうなここも同じ作戦をとりそう。
展開的に馬券圏内に入るには有利となるかと。
懸念は新馬戦で道悪競馬を勝ちきれなかったこと。
ただし、新馬と未勝利はペースが違うことが多いので、
取りこぼした可能性もあり、半分は信じています。
- ルーツドール
お手並み拝見はこの馬。
新馬戦を好時計で圧勝。
フィエールマンの半妹。
前評判高く、一番人気濃厚。
出世レース、特に強い牝馬の。
ということで期待がかなり先行していると思います。
お手並み拝見と参りましょう。
穴馬サイド
この馬しか見えない。
まさに複穴にぴったり。
- プリンスリターン
厳しいペースのG1を中団から差して5着。
ペースに恵まれた部分はあったといえ、
ごちゃつく部分もあり、小頭数に変わり、
ペースがそれなりに流れれば、着順上げられます。
坂もないほうがいいと思っています。
血統面でもNijinskyクロスがレース傾向に合致。
シンボリクリスエス×マンハッタンカフェは
RobertoとRibotがあり、ハイペース上等の血統。
2.コース特徴
流れて持続力勝負。
京都金杯との違いは
ほぼ持続力勝負になることです。
内枠先行が基本有利ですが、
差しもペース次第で十分届きます。
近年は天候が崩れがちなのも
影響していると思います。
過去10年のラップタイムです。
スローになりにくいです。
フェアリーステークスと比べると一目瞭然です。
なので、上位クラスで通用しやすい馬が
好走するんでしょうね。
3.注目血統
ディープインパクト一辺倒ではない。
京都金杯と同じ傾向が強いです。
以下の2系統とも持続力を補完。
- Nijinsky
ガルボ(2010年1着。母父ジェネラスはCaerleon直仔)
プレミアムブルー(2012年3着。母系にNijinsky)
ウインフルブルーム(2013年2着。父スペシャルウィークはNijinsky内包)
タガノグランパ(2013年2着。母父スペシャルウィークはNijinsky内包)
グァンチャーレ(2015年1着。母母父イルドブルボン)
キョウヘイ(2017年1着。Nijinskyクロス)
ペルシアンナイト(2017年3着。母母母父Hostage)
ツヅミモン(2018年2着。Nijinsky3本クロス)
ヴァルディゼール(2019年1着。母母母父Nijinsky)
- Danzig
ジェンティルドンナ(2012年1着。母父Bertolini)
エーシントップ(2013年1着。母母父Danzig)
ヘミングウェイ(2013年2着。母母父Danzig)
ミッキーアイル(2014年1着。母父ロックオブジブラルタル)
タガノグランパ(2014年3着。母母母父Danzig)
ロードフィリーチェ(2015年2着。父ハービンジャー)
ロジクライ(2016年1着。母母父Danzig)
タイセイスターリー(2017年2着。母父ロックオブジブラルタル)
ペルシアンナイト(2017年3着。父ハービンジャー)
カシアス(2018年3着。母父Dylan Thomas。Danzigクロス)
ミッキーブリランテ(2019年3着。母父Dansili)
ただし、京都金杯との違いは
ディープインパクト産駒が
意外と走っていないことです。
ディープ産駒がデビューしたてのころは
立て続けに好走馬が出ましたが、
近年はむしろ少ない。
そもそも実力上位の馬は別として。
ここは注目しておきたい。
下記4頭中、3頭は後のG1ホースです。
ディープブリランテはディープ産駒の中では
ちょっと異色ですし。
- ディープインパクト
マルセリーナ(2011年3着。父ディープインパクト)
ジェンティルドンナ(2012年1着。父ディープインパクト)
ミッキーアイル(2014年1着。父ディープインパクト)
ミッキーブリランテ(2019年3着。父ディープブリランテ)
また、ハイペースになったときの
・Roberto
にも注意。
平坦、力の要る馬場と合わせて。
あと、なぜか
・Haloクロス
・Nureyev強調
もよく来ます。
小回りスロー向きと見ており、
理由はよくわかりません。
早熟さをプラスするからかな?
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