回顧 ローズステークス 2014.09.21 阪神芝1,800m

ローズステークスの回顧です。

いろいろ、思うところがあるレースになりました。

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1.結果

1着○06ヌーヴォレコルト
2着無03タガノエトワール
3着無16リラヴァティ
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ダメな予想をあざ笑うかのような大荒れ。
全然、堅くないじゃん。

ワイドにぶちこむお金がなくて、
本当によかったです。

2.考察

タイム1:46.0(良)

1,000m通過は59.8秒。
まあ、平均ペースだと思います。
それより何より、阪神は先行、内有利の馬場。

敗因はたくさんあります。

1.馬場傾向の軽視。

前有利の馬場傾向はわかっていたのに、
差し追い込み脚質を上位にとった。
これは適正重視にあるまじき大ミス。

どうも昨年の不良馬場での差し込み決着のイメージが強いのか、
一昨年の小頭数のイメージもあるのか、
差し追い込みが利くと勘違いしている部分がありました。
4日間の傾向を見ても、過去の血統傾向(とにかく軽い)を見ても、
ハイペースにはなりにくい牝馬限定戦ということを見ても、
重視すべきは先行馬でした。

ここでまず、軸馬は好枠で前目の競馬もできる、
ヌーヴォレコルトにすべき。
しかも岩田騎手はこの日、明らかに内有利の馬場向きの
位置取りと得意のイン突きを繰り返していました。

そして、前有利の傾向とレッドリヴェールが人気することにより、
リラヴァティは買えたはずです。
逆にレッドリヴェールは危険視すべきでした。

2.パドック判断のミス。

馬体重の数字を鵜呑みにしてしまいました。

ヌーヴォレコルト-6kg
秋華賞も中2週だし、当然増えてくると思ったところの
休み明けのマイナス。
しかし、確かに若干細くは見えましたが、
追い切りもしっかりできてましたし(特に1週前)、
入れ込みも、発汗もありませんでした。

レッドリヴェール+10kg
ダービーのマイナス体重を戻してきてましたが、
やはり細く見えましたね。いつも細くは見せるのですが。
3歳春までは仕上がりの早さでプラスになることも
あると思うのですが、3歳夏を越えてのあの馬体は
成長力なのか、仕上げのどちらかに問題があると
見るべきでした。
実際、追い切りも軽めに終始してましたし。

3.追い切り判断のミス。

レッドリヴェールとヌーヴォレコルトについては
上に書いたとおり。

ここでは3着リラヴァティの取捨です。
タテの比較ができてませんでした。ヨコの比較をしてしまってましたね。

そもそも、リラヴァティは坂路で動かない馬。
(まあ、そういう馬を坂のある阪神で買いたくない気持ちも働きました)
タテで見ていくと、今までどおりの時計では動けてました。
もっというと、過去の追い切り映像と見比べてませんでした。

追い切りは自分は今のところ、状態の判断に使うものと位置づけてます。
ついつい、あの馬より動いた、あの馬より時計が出ていると見て終いがちですが、
自分は適性に見合った能力を発揮するだけのデキにあるかを
まず見極められるようになることです。

もちろん、馬を見る目があれば、適正を見抜く重要な要素に
なりうるのですが、まだまだそのレベルには程遠いです。
もちろん、近づけるように、トライ&エラーは続けますが。

4.総括

以上を総括すれば、ヌーヴォレコルトの単勝と、
ヌーヴォレコルトーリラヴァティのワイドは拾えたと思います。

・・・・・流石に、タガノエトワールは内枠とはいえ、
総流しでもしないと、買えないと思います。
レッドリヴェールを危険視しても、3着内を外す可能性が
そんなに低いという判断にはならなかったでしょうし。

このレースの3連複/3連単を取れる買い方をするのが
自分のスタイルではないと思うので、そこは後悔していません。
あくまで回収率重視で
・少ない点数でそこそこ高めの配当を獲る。
・堅い場合は絞りこんでできれば1点で獲る。
・3連系の馬券はボーナス。完璧にことが運んだときに取れる。

ここはブレずに行きたいと思います。

3.次走に向けて

・ヌーヴォレコルト

秋華賞もほぼ確勝だと思います。
位置も取れて、これまで見せられなかった、
瞬発力まで見せて。
(あんまし秋華賞に瞬発力は関係ないですけどね)
これが巷に言われる、ハーツクライの成長力ってやつでしょうか。

唯一の懸念が馬体減&中3週&再輸送でしたが、
このあと栗東滞在するとのこと、抜かりないです。

下手したら、秋華賞は単勝1倍台かもしれませんね・・・

・タガノエトワール
馬場を上手く活かしました。
小牧騎手も人気がないときはこういう競馬、できるんですね(遠い目)

グリーンチャンネルを見てたら、ツメの状態がよくなったとのこと。
未勝利勝ちからの重賞挑戦でしたが、そのあたりは松田博厩舎、
算段がなければ使ってきませんか。

とはいえ、流石に今回は全てはまったことは間違いないので、
秋華賞は厳しいでしょうね。

・リラヴァティ
ダンツキャンサーに負けずに逃げた甲斐がありました。
しかし、単勝9番人気は舐められすぎでしたね。

秋華賞も人気しないでしょうし、万が一、
単騎でいけて、スローに落とせれば、
馬券圏内の可能性も少し、あります。

かなり厳しいのは間違いないですが。

・その他
前進ありそうなのは、ブランネージュでしょうね。
ほぼ間違いなく、秋華賞では買います。

今回は外を回されましたし、休み明け。
叩いて、上昇するのがRoberto系。
母系のRibotもペースが上がる京都2,000mには
ぴったりでしょう。

レッドリヴェールはこれからの中間次第です。
上も下も早熟馬なので、成長を示せるか、
状態が悪かったのであれば立て直せるか。

サングレアルは・・・・・厳しいんじゃないですかね。
この馬も成長力に欠ける恐れがあります。
ブエナビスタは長く走りましたが、
そもそも母ビワハイジは完成が早い馬ですしね。

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